生方 木綿子

おっとりとしており、慈愛に満ちた性格。家族の世話を焼くのが大好き。
入り婿だった最愛の夫を病気で亡くしてからというもの、亡夫への操を守り続けている。
著名な翻訳家で、十二分な資産を有しており、妹たちや主人公と暮らしている。
主人公のことは甥として愛していたが、一つ屋根の下で暮らし、年々成長していく主人公の姿を見て禁忌と知りながら、異性としての気持ちを抱き始めている。
そんな木綿子に主人公も実の母親以上に母親らしさを感じている。

ふたりの妹のことは、分け隔てなく愛しているが、家族仲がギクシャクしていることに心を痛めている。