霧島 伊月

『まあまあ、細かいことは気にしない。あたしと響っちの仲じゃない』
主人公のクラスメイトで友人。父は霧島重工グループの直系（あねいも２の霧島深月、皐月の父親の実弟）、母は帝洋製薬（西川グループ系列）の社長令嬢というサラブレッドのような血筋を誇る。
ただし、そのことを鼻に掛けたりすることは一切なく、高飛車な行動や言動も見られない。むしろ、庶民的な雰囲気でノリも軽い。
それでも、クラスメイトから見れば、霧島と西川の血筋というだけで、気軽に声をかけられる相手ではないらしく、その存在は浮いてしまっている。
同じ良家の出身でクラスの中で浮いた存在である響とは馬が合うらしく、一年時からずっと友人関係にある。
黙って大人しくしていれば、真面目に見えるのだが、気まぐれで授業をさぼったりと、素行が良いとは言えない。そのため、クラス委員である凛に注意されることが多い。
ただし、頭の回転は早く、何をするにしても要領がいい。成績も意図的に、中の上になるようにしているほど。
その素行や言動の軽さから、いい加減な人物だと思われがちだが、面倒見がいい性格をしていて響のアドバイザー的な存在となっている。
他にも悩みを抱えていると思われる女子に自ら声をかけ、その解決に力を貸している。そのせいか、男子より女子の方の人気が高い。
アクティブなタイプで、放課後や休日は特に用事もなく街へフラフラと遊びに出て、息抜きをしている。